今日の山本ジャパンは、プレッシャーから解放されたのか、いい集中で試合に入れたんじゃないだろうか。初めからこういう戦いができれば・・・って、俺みたいなド素人に言われたく無いよな。結局日本は勝って、ガーナは負けて、それぞれ1次リーグ敗退となった。
哀愁漂う試合、という意味で、今日の試合はジーンと来るものがあった。
「僕はあらゆる物事の中に、すでに郷愁-メランコリィが含まれていると思っているんです。これから未来に起こる出来事の中にさえ、僕はすでにメランコリィを感じている。」-佐野元春-
上のコメントは、このサイトの紹介文として引用させてもらっているものだが、僕の敬愛する佐野元春のコメントの中で最も好きな物の1つである。
1次リーグ敗退が決まっている中での消化試合。勝っても負けてもアテネとお別れという状況でそれでも懸命に闘う戦士たち。この試合は、始まる前から「すでに郷愁-メランコリィが含まれて」いた。
先制されたガーナにしてみれば、「そりゃないよ、日本・・・あんたら勝っても意味ないじゃん」。そして攻めても攻めても点にならない。
あぁ、サッカーって、なんて理不尽極まりないスポーツなんだろう。
お互いにしのぎを削る戦いの背景に、このような哀愁が漂っている事を思うと、静かな感動を覚える。もちろん、日本が勝ったからこその感動であって、選手たちには本当にありがとうと言いたい。