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姪っ子がやってきた

山口に住む義理の姉が、小学五年生の娘を連れて、はるばる東京までやってきた。たしか数年前までは、山口→東京の新幹線の片道は五時間半かかっていたはずなのだが、今は四時間半で行ける。一時間の短縮って結構すごい。本州の最南端が、少しだけ近く感じた。

義理の姉と姪っ子は、東京に着くなりその足で、お台場冒険王に直行。そして夕方からディズニーランドに行き、パレードをたっぷり堪能したそうな。その日は浦安のホテルに一泊し、次の日の昼頃、彼女たちは我が家へやって来た。姪っ子は最初、僕に対して少しだけ人見知りしたものの、すぐに以前と同じように仲良くなり、「ミツくん、ミツくん」と言って僕を慕ってきた。

二人の兄に鍛えれられてわんぱく盛りの姪っ子は、姪っ子独自の方法で、双子の赤ちゃんを自由奔放にあやした。肩の関節が外れるんじゃないかと思うくらい激しく万歳をさせたかと思うと、両方のほっぺたをムギューと中央に寄せてヘン顔を楽しんでいた。姪っ子のそんなハードな遊びに一日中つき合わされた赤ちゃんは、それでも終始ご機嫌な様子。お姉ちゃんといっぱい遊べて良かったね。今度は僕たちが山口に遊びに行こうね。

赤ちゃんはどこから生まれるの?という姪っ子の問いに、義理の姉が「お股から出てくるんだよ」と答えると、「えー!そんなの無理だよ」と不安な表情を見せた姪っ子。少しずつ大人の階段を昇る彼女の将来の夢は、声優さんになることだとか。今日の朝、再び山口へと帰る義姉と姪を見送った後、僕は思った。あぁ、この子が中学生になる頃には、今みたいに僕に懐いてくれはしないんだろうなと。娘を持つ父親の気持ちがちょっとだけ分かった気がした土曜の午後。