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デポルティーボ対バルセロナ

リーガ・エスパニョーラ第29節、デポルティーボ・ラ・コルーニャ対バルセロナ@リアソール

レアル・マドリッドとの勝ち点差を11とし、リーガ優勝をほぼ決定的なものにしたバルサが、最近調子を上げてきて、虎視眈々とCL出場権を狙うデポルの本拠地リアソールに乗り込んだ。観客はおそらく超満員で、試合前から素晴らしい雰囲気。熱戦が期待される。

試合は序盤から、お互いレベルの高い攻防が続く。ホームとはいえバルサ相手に、ただ引いてカウンターを狙うだけではなく、自ら主導権を得ようと積極的にプレスをかけにいき、シュートまで持っていってしまうデポルはやはり底力がある。

だが基本的にバルサ優勢のまま進んでいた試合は、前半10分に均衡が破れた。マルケスの弾丸フリーキックのこぼれ球をシウビーニョがシュートし、大きく枠を外れたボールが詰めていたジュリの前へ。これを押し込んで、デポル 0-1 バルサ。カッコイイぜ、ジュリ!

デポルはワントップのディエゴ・トリスタンにボールが渡るものの、バルサ最終ラインのチェックも厳しく、シュートを打つのが精一杯の印象。フリーキックからの惜しいシーンも、ビクトル・バルデスの好守に阻まれ、前半終了。

試合の局面が一変したのは、後半6分。マルケスがこの試合2枚目のイエローを貰い、退場。バルサ10人での戦いを余儀なくされる。マルケスは次の試合を休んで、体調万全でクラシコに望めるのだから、ここはしっかり調整してもらいたい。ライカールトはジュリに変えてジェラールを投入し、守備を固める。バルサにとって、長い長い後半が始まった。

ルケとベレッチは前半から再三やり合っていたが、後半のそれは、さらに激しさを増していた。基本的にベレッチの男気に萌えている僕は、この勝負がたまらなく面白かった。シウビーニョも攻撃の際の連携にはまだ難があるが、守備では頼りになる男だ。デポルはセルヒオに代えてフラン、ビクトルに代えてムニティス、さらに重鎮マウロ・シルバまで下げて攻撃を仕掛けたが、ついに実らず。試合は 0-1 でバルサが勝利した。

久々に攻め込まれ放しのバルサを見たが、耐えてつかんだ大きな一勝。逆にデポルはCL出場権獲得の4位以内に食い込む為、今後ますます厳しい戦いを強いられる事となった。気がつけばもう終盤戦の様相を呈し始めたリーガ・エスパニョーラ。優勝争いはともかく、混沌としてきた上位争いからは目が離せそうにない。


by BlueInTheFace | 2005-03-22 13:15 | サッカー