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インド対日本(2)

後半、小野がフリーキックを決めて2-0になったところで、インドは戦意喪失してしまったように見えた。

あのフリーキック自体はそんなにいいボールでは無かったが、キーパーが全く届かなかったのはサントスが蹴ると思ったからだろうか。サントスは前半に一本蹴っている。友達なら当たり前(ジーコ)の、譲り合いの精神で取った2点目だった。

そして日本代表の背番号「9」ドラゴン久保が高原に替わって登場。「わしにボールを回さんかい」と無言のプレッシャーを味方にかける(いつも無言だけど)。

日本の3点目は久保のお膳立てによる福西のゴール。4点目は、久保が驚異的な滞空時間のヘディングで右サイドに展開し、そこから生まれたコーナーキックによる得点。

何とも頼もしい男だ久保君!
さすが「メシがまずいから、海外移籍はしたくない」と公言するだけの事はある。
さすが嫁さんに「おまえは健康にいいものを食え。はウマいものを食う」と言うだけの事はある。
さすがカール・ハインツ・シュナイダー(キャプ翼)を尊敬するだけの事はある。

参考:久保ネタ

しかし何と言っても昨日の試合のハイライトは、4点目を決めた宮本のおされヒールだろう。2003年のコンフェデのコロンビア戦で、お洒落ヒールを魅せたがパスミスとなり、相手にナイスアシスト決勝点献上。グループリーグ敗退の要因を作ってしまった事が懐かしく思える。

長い呪縛から解き放たれた、昨日のゴール。宮本の笑顔の奥の眼光はますます鋭さを増していた。「終わった・・・終わったんだ!」きっと彼はその晩、インド人もビックリする程の深い熟睡に包まれたに違いない。

なお、見事アウェーで勝利を収めたジーコ監督だが、10月8日、彼が主演した映画「陽だまりのイレブン」がDVDで発売されるらしい。この作品では、ジーコがブルブルと震えだし、突然2人のジーコに分裂するというシーンが納められているらしい(未確認情報)。興味のある方は是非手にとってみてはどうだろう(僕は興味無し)。

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by BlueInTheFace | 2004-09-09 22:34 | サッカー