ネタバレあり(バレたところで誰にも迷惑はかからないだろうが)。ていうか観てない人には分からない。
先週の金曜日、2月18日をもって『温泉へ行こう5』全55回の放送が終了した。寂しい。パート5まできて、仲居さん達によるお約束のコント風ドタバタ劇はもう予定調和となっていたが、僕はそれが楽しかったので、見られなくなってとても残念だ。
最終回では、アメリカの大学に留学する恭一郎についていく決心をした薫が、二人で御宿「如月」を後にする。凛とした笑顔でお見送りする絹香。武藤(田中実)と薫(加藤貴子)、恭一郎(大沢樹生)と絹香(板谷由夏)もついにさよならか!しかしタクシーに乗って走りだした薫と恭一郎を、バイクに乗った絹香が追いかけてキター(・∀・)
タクシーを降りた二人。見つめ合う恭一郎と絹香。薫は恭一郎に、「行って」と促す・・・未練などない、清々しい顔をして。恭一郎は絹香の元へ走りだし、ガッシリと抱擁した。(ヤッパリね)
そしてひとり、宛てもなく歩く薫はいつしか河原に辿り着いた。そこは、かつて武藤と薫が再出発を誓い合った橋がある場所だったのだ。
突然「薫~っ!」と叫び声が聞こえてきて、薫はビックリした。橋の上でひとり、空に向かって叫んでいたのは、武藤。太陽の光が川面に反射して、武藤を照らしている。「薫ぅーっ!薫ぅーっ!薫ぅーっ!!」武藤渾身の、魂の絶叫である。そう、テレビの前の奥さん方もこれを待っていたのだ(・∀・)!
エピローグ
武藤と薫は、バツが悪そうに「如月」に帰って来た。喜ぶ仲居たち。また仲間たちみんな一緒だ!絹香は女将を続け、恭一郎はアメリカから帰って「如月」の下足番になった(マジカヨ)。恭一郎と絹香の間には子供が授けられ、絹香が産休の間、薫が女将をやる事に。そして締めのあいさつはもちろんこれ。「女将の、薫でございます。またのお越しを、お待ち申し上げます!」
・・・THE END
これでもかと言うくらい、畳み掛けるように全キャストがハッピーエンドへまっしぐら。完璧だ。これを待っていた。特に武藤が薫の名を叫ぶシーンは、不覚にもジーンときてしまう僕がいた。そして叫んだ後薫に気付くシーンでのわざとらしい演技に、「温泉へ行こう」の真骨頂を見た。なんだか、パート6もありそうな気配だ。楽しみに待つとしよう。