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沈まぬ太陽

今、とある小さなプロジェクトを個人的に計画していて、それを今年中には何とか社内で立ち上げたいと考えています。思い立ったのは去年の終わり。もうすぐ一年が経とうとしています。

大袈裟ではなく殆ど二十四時間、その考えが脳内の大半を占めています。子どもと遊んでいる時ですら頭の片隅ではその計画を練っていました。しかし最近は、社内での通常業務に負われて思うように計画が進まず、その焦りもあって、色々な意味で自分自身にゆとりが無くなっていると感じていました。


そんな最中、今日は気晴らしに映画を見てきました。

山崎豊子さん原作の同名小説を映画化した、渡辺謙主演の『沈まぬ太陽』(公式サイト)です。

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TVCMで予告編を見た瞬間から、どうしても見たいと思っていた作品でした。
久々に映画を映画館で見ましたが・・・いいものですねやはり。

とにかくスケールに圧倒されました。制作費やキャストが云々の話では無く(もちろんそれはそれですごいスケール!)、物語の奥行きのスケールがでかいという意味です。一つの場面から色んな事を感じ、連想し、想像し、そして考えさせられます。上映時間の3時間22分はあっという間に過ぎてゆきます。

映画のキャッチコピーの中にある「壮大なる人間の叙事詩」は、誇張された表現ではありません。まさにその通りだと思います。

ラストは、ありふれた言葉では表現できない巨大な感動に打たれて、エンドロールが流れ始めても身動き一つとれません(実際、席を立つ人は誰もいませんでした)。そして終わった頃には、エンドロールで流れていた曲が頭にこびりついて離れません。


久々に映画を見れてよかった。魂を揺さぶられました。
また明日から頑張れそうです。では(^^)
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by BlueInTheFace | 2009-11-10 00:11 | 映画・TVなど

Sex and the City 映画版

WOWOWで放送してた『Sex and the City』映画版を、昨日ようやく録画鑑賞できた。

物語の質からいって、男性よりも女性の支持が圧倒的に高い作品だとは思うけど、男の僕でも普通に面白かったす。

敢えて言うなら、TV版で感じたテンポの良さとストーリーの意外性が、やや損なわれていたところにマイナス要因を感じたけど、それでもSATC独特の世界観を損なうほどではなかった。4人の際立ったキャラが、エピソードの一つ一つに存分に活かされていて、TV版で放映されていたエピソードを懐かしく思い出しながら心地よく映画を鑑賞できた。その意味では、やはりTV版を見てない人よりは見ていた人のほうがこの映画を100倍楽しめると思う。

僕のように、映画を見るようなまとまった時間がなかなか作れない人間にとって、この映画のように単純に面白い作品、(いい意味で)はずれの無い作品は、それだけで貴重な娯楽です。

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by BlueInTheFace | 2009-05-25 01:57 | 映画・TVなど

映画『壬生義士伝』を見て

昨日の夜、BSで映画『壬生義士伝』を放送していたのを見た。中井貴一がとてもいい味を出していて、僕が原作を読んで感じた、主人公吉村貫一郎のイメージ、まさにそのままであった(斉藤一を演じた佐藤浩市も良かったが、あまりにも格好良すぎるw)。原作の濃い内容を、137分のストーリーに上手くまとめてあり、それでいて泣きのポイントはしっかり押さえてある。僕は号泣に次ぐ号泣。ユーザーレビュー等で、映画に対する様々な感想を拝見したが、誰もが高く評価している、ドラマ版の『壬生義士伝』の方も早く見てみたいと思った。

ところでそのユーザーレビューを読んでいて、この作品に対するネガティブな意見を目にするたびに、僕は少し違和感を覚えるのだった。僕が読んだレビューのうち、ネガティブな意見の代表的なものは、大雑把にまとめれば、「くどい」と「ストーリーが矛盾している」の2点に集約されているように思う。

死に際の長台詞が「くどい」という点に関しては僕も認めよう。というか原作からして既にくどいのであるから、僕にしてみれば、映画の方はむしろ「あっさり」だったなとすら思った。本当は死にたくないという貫一郎の想いをもっと前面に押し出すなら、映画の方も、もっとくどくても良いとさえ思った。

「ストーリーが矛盾している」とは次のような事である。義の為に戦った貫一郎が、最後はなぜ大野次郎右衛門のところに命乞いをしに行ったのか。あれだけの不利な戦で、なぜ貫一郎は生きていられたのか。そもそも貫一郎は、人一倍死にたくないはずの男なのに、そして金の為にわざわざ脱藩までしたのに、なぜ“義”の為に最後の突撃を選んだのか。こういう所にストーリーの矛盾を感じ、映画に没入し切れなかった、という感想は結構多かった。

確かに、貫一郎が官軍に突撃して生きていられたのは、不思議といえば不思議だ。しかし、僕らの住む現実世界は何だって起こりえる、という観点に立てば、貫一郎が生きているのだってまたあり得る話ではないか。ストーリーにリアリティを求める人は、そういう所がとことん気になるんだろうけど、僕はそういう“出来事”を気にして映画を見た事は一度もない。そもそも、映画に求めるリアリティって、一体なんなのだろう。

僕は、生と金に執着し続けた貫一郎が“義”の為に官軍に突入するシーンや、それでも死にきれずに命乞いをしてしまうシーンに、一人の人間としてのリアリティを感じる。小説にしろ映画にしろ、この物語は、ストーリーよりも人間のリアリティを描き切る事に重点が置かれていると思う。そして人間とは、まさに矛盾だらけの生き物で、だから僕たちは、その矛盾自体に感動を引き起こされる。誰にも説明のつかない、えもいわれぬ何かに突き動かされて官軍に突入する、貫一郎の姿に涙するのだ。

まぁ映画の楽しみ方は人それぞれだと思うけれど、僕の個人的な考えとして、「ストーリーの矛盾に拘って映画を見るのはあまり好きではない」という趣旨の文章をいつか書きたいと思っていたので、『壬生義士伝』のレビューはとてもいいきっかけとなった。さて、日曜日のフットサルと月曜日の壬生義士伝で、体中の水分は出し尽くしたので(笑)、今日からまた職場の方のリアリティに戻ろうかと思います(くそ忙しいんだよね、これがw)。

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by BlueInTheFace | 2007-04-10 11:06 | 映画・TVなど

『自虐の詩』が映画化!

以前に当ブログでも紹介(過去記事参照)した、漫画家業田良家氏による傑作『自虐の詩』が、映画化されることになったらしい。

■監督:堤幸彦
■キャスト:中谷美紀、阿部寛、他

ネットで調べてみたが、これ以上の詳細は不明。
今から公開が待ち遠しい。
漫画、もう一回読んでみよ・・♪

※「映画雑談」にTB

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by BlueInTheFace | 2006-11-23 02:58 | 映画・TVなど

日本対トリニダード・トバゴ(と『海猫』)

オシム・ジャパン注目の緒戦、日本対トリニダード・トバゴ@国立競技場をビデオ観戦。久々にテレ朝節全開のサッカー放送を見た。W杯期間中は、観戦した試合の全てをNHK-BSで視聴したため、僕は昨日の試合の実況・解説陣のテンションに、正直最初は戸惑いを隠すことが出来なかった(そして最後まで隠せなかったw)。

特に国際試合で、見ている側の僕が対戦相手の顔ぶれをよく知らない場合、僕らはどうしても日本代表戦士のパフォーマンスだけに注目してしまいがちだ。相手国が、試合の流れに応じてどんなメンタリティで試合をコントロールしようとしているのか、見ている側にもう少し伝わってくるような解説を、これからの民放サッカー放送には期待したい。自分で相手のことも注意深く見ればいいだけの話なのだが、やはりプロの意見も聞きたいからね。

昨日の試合は、前半こそいいリズムで2点を獲れたものの、後半はやや失速。抽象的な表現だが、もう少しメリハリをつけた90分の戦い方を見たかった。しかし初戦でそこまで望むのは、選手にもオシムにも酷な話だ。昨日はいい意味でも悪い意味でも、日本人の勤勉さと俊敏さが目立った試合だった。これからも、日本人の長所が最大限に発揮できるよう、オシム監督にはじっくりと改革に望んでもらいたい。


  ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆


ところで全然関係ない話だが、僕がこの試合をビデオで観戦し終えたのは午前2時ごろ。そして何気なくチャンネルをWOWOWに合わせたところ、放送していたのは映画『海猫』。主演が伊東美咲で、共演陣に中村トオル、佐藤浩市、三田佳子ら。僕は、見るとはなしに何となく最後まで見てしまった。しかし、多分途中から見たせいだと思うが、僕にはこの映画の良さが全く分からないのだった。映像的にも魅力を感じなかった。『間宮兄弟』と同じ森田芳光監督作品でありながら、見終わった後に受けた印象はかなり違う。

いくら監督が良いからといって、全ての作品において高いクオリティを維持できるとは限らない。それはサッカーも同じこと(ただしサッカーの監督は、演出の“土台”までしか築くことはできないが)。サッカーも映画も、見る人の主観によって、良いか悪いかの判断は千差万別なもの。それだけに監督業は難しくもあり、そしてやりがいのある仕事でもあるのだろう。

・・・と、映画とサッカーの話を“監督”つながりでまとめてみましたが、少し強引でしたでしょうか?・・・

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by BlueInTheFace | 2006-08-10 10:41 | サッカー

間宮兄弟

日曜日に弟のことについて記事を書いていたら、W杯が始まる前に観に行った映画『間宮兄弟』(オフィシャルサイト)のことを思い出した。もう上映時期は過ぎてしまったかもしれないが、いい映画だったので紹介を兼ねて感想をUPすることにしよう。


 間宮明信(佐々木蔵之助)と徹信(塚地武雄)は仲のいい兄弟。それぞれ立派な社会人だが、趣味、価値観、モテなさ加減も一緒のふたりは、仕事以外、ほとんど行動をともにしている。ある日、カレーパーティを企画したふたりは、それぞれちょっと気になる女性を招待する。一方、明信は会社の先輩の離婚に協力を求められ困惑。兄弟ふたりの平和な生活に変化が訪れる…。(あらすじ/Amazonより引用)


普通は兄弟、特に男兄弟というものは、幼い頃はお互いよき競争相手として切磋琢磨しながら成長していくものだが、やがてそれぞれが独自の人間関係を発展し始めると共に、次第に“兄弟離れ”を起こしてゆく。つまり間宮兄弟のように、社会人になってからも生活を共にし、喜びや憤りを共有し続けるケースはごく稀だ。

僕はこの映画を、大人になった間宮兄弟が恋愛を通して「成長」していく過程の物語だと捉えながら観た。大人の物語であるが故に、時には避けようのない意志のすれ違いが起こったり、時には人間関係に打算が生じたりする。そんな世知辛い世の中にあって、お互いの関係に打算の入り込む余地など全く無い間宮兄弟が、信じあい労わり合いながら生きてゆこうとする時、僕たちはそこにシニカルなユーモアを見る。そして、二人にほんのちょっぴりの勇気をもらうのだ。

『間宮兄弟』は大作ではないが、何気ないエピソードの一つ一つがコミカルにリアルに切り取られていて、重過ぎず軽過ぎず、観る者に静かな余韻を残し続ける佳作だ。ちなみにこの作品の屋外ロケに使われた場所は、僕の住む街の居住エリアが大半を占めていた。映画を観ているそばから、僕の家の近所が一々映し出されるので、気が散って100%物語に集中できなかった。そんなわけで、この映画が後にTVで放映される暁には、この作品の静かな魅力をもっとたくさん味わうことが出来れば、と思っている。
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by BlueInTheFace | 2006-07-25 09:01 | 映画・TVなど