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育児カウンセリング(前編)

先日、区の保健所でこどもたちの歯科検診を受けに行った。前回の歯科検診では二人が大泣きして、しかもまだ一人で歩けない頃だったので、妻はかなり大変な思いをしたらしい。そこで今回は、僕も会社を休んで保健所に付き添う事にした。

保健所では、僕と妻が子どもたちを一人ずつ抱えて行動した(この日は30組くらいの親子が来場していたが、父親同伴はうちだけだった)。同い年のよその子たちの大半は、ちゃんとママの言う事を聞いておとなしくしていたのに、うちのガキどもときたらすぐに保健所内を走り回ろうとする。しかも、大人子どもの別なく誰かれ構わず一緒に遊びたがる。この二人を妻一人で制するのはかなりの重労働だろうと想像すると、僕は一緒に来た甲斐があったなと思うのだった。

検診の流れは、虫歯の知識に関するスライドを見学、別室で歯科医師による歯の検診、そして最後が子どもの健康や暮らしに関する質問形式の調査だった。子どもたちの検査結果には何の問題も見られなかったので、僕は一安心していた。ところが・・・

質問形式の調査の最後に、質問者の保育士さんが「育児の事で困っている事や悩み事はありませんか」と聞くので、僕は「ありません」ときっぱり言いきった。そして席を立とうとしたら、保育士さんがこう続けるのだった。

「奥さまが、双子を一人で相手するのにストレスを感じているようなので、別室でカウンセリングを受けています・・・」

見ると、少し離れた場所でアンケートに答えていたはずの、妻と息子の姿がそこに無い。僕は驚いた。そりゃ一人で二人を相手にしてたらストレスも溜るはずだが、まさかカウンセリングを受けるほどとは!僕は妻の苦労に対する自分の認識の甘さを反省しつつ、いそいそと別室へ向かった。

(続く)

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父とサッカー観戦

今日は僕と父の二人で味の素スタジアムに行き、FC東京vs新潟の試合を観戦してきました。70歳を超える父は熱狂的なFC東京のサポーター。しかし今まで一度もFC東京のサッカーを生観戦した事がありませんでした。今日は父のその願いがようやく叶えられた、記念すべき日です。

父は7年ほど前に小脳梗塞で倒れ、すぐに回復したものの、それ以来常に薬を手放せない身。当初母親は、父がそんなにサッカーを見に行きたいなら私が付き添うと考えていました。しかし母はサッカーの事などまるで分かりません。そこで僕が母の代わりに、案内役兼付き添い役として父に同行する事となったのです。

スタジアムで購入したFC東京のマフラーを父と僕とで掲げ、試合開始前の「You'll Never Walk Alone」を、うろ覚えながらも一緒に歌いました。試合中、時折横目で見る隣の父は、少年のように瞳を輝かせて試合の行方を目で追っていました。「(新潟の)矢野貴章 はちょっと孤立してるな」とか通な解説を僕に聞かせてくれもしました。いつの間にそんなサッカーに詳しくなったんだ、親父・・・!父が好きな事に夢中になれるというのは、息子の僕にとっても素直に嬉しい事です。

試合は、内容的には決して良くなかったFC東京が、運も味方してなんとか1-0の勝利を収めました。もちろん父は大喜び。今日はFC東京のサポである僕も、父と喜びを分かち合いました。帰りの道中、僕ら親子は新宿で途中下車して食事に。父と二人での外食なんて、いったい何年ぶりでしょう。機嫌が良いのか父はいつにも増して饒舌で、サッカーの事や仕事の事、色々と僕に話してくれました。そして食後、父はバッグからいつもの薬を取り出しながら、こうつぶやきました。

「あの時、もし寝たきりになっていたら、今日の試合見れなかったなぁ」

その後父とは新宿駅で別れました。「来年も一緒に行こう」僕はそう言って、去り行く父の背中を見送りました。

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by BlueInTheFace | 2008-12-01 01:06 | サッカー