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鉄道員(ぽっぽや)

b0011238_0461349.jpg鉄道員(ぽっぽや)
浅田次郎 著
/集英社 1997年4月30日 初版

娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた―。心を揺さぶる“やさしい奇蹟”の物語…表題作はじめ、「ラブ・レター」「角筈にて」など8編収録。第117回直木賞受賞作。


椿山課長の七日間』に引き続いて浅田次郎作品を読んだ。古本屋で100円で売ってたので買い置きしたものの、そのまま本棚に眠り続けていた『鉄道員』だ。

映画化された「鉄道員」「ラブレター」は共に観たことがなかったため、純粋に浅田作品を楽しむことができた(しかし「鉄道員」の主人公に健さんを思い浮かべてしまうのはいたしかたない)。この2作品をはじめ、掲載された8作品はどれも深い余韻の残るいい話ばかりで、僕は、主人公たちの物語の“その後”を思い浮かべずにはいられなくなるのだった。

僕が読んだ限りで言えば、浅田次郎の作品は「上手いなぁ」の一言に尽きる。プロの作家である浅田次郎氏が、万人に受ける作品を創るため、いい意味で“仕事”に徹している感じを受けるのだ。僕は、そんな浅田次郎氏のプロの仕事をしっかりと味わいたい。何故なら、おそらく今の僕は、浅田次郎氏の作風を一番欲している“時期”なのだと思うから。赤川次郎氏の推理小説をむさぼり読んで、活字の世界にぐいぐい引き込まれ(そして卒業していった)、中学生の初めのあの頃の僕のように。

というわけで、これからも“迷ったら浅田次郎”の路線でいきたいと思いますのでどうぞよろしく。
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by BlueInTheFace | 2006-08-31 01:25 | 読書

新生マリノスが大勝

久々に草サッカーの試合を20分×3本やった。大学生サークルチームが相手だったのだが、僕らは一瞬の出足の鋭さに劣りルーズボールを拾えず、攻撃もちぐはぐでサイドを広く使った展開が出来ず、4-4で迎えた試合終了間際、相手のミドルシュートが僕らのゴールのネットを綺麗に揺らして、そのまま終了のホイッスル。数ヶ月ぶりの敗戦で、何だかテンションが上がらないままの帰宅となった。

家に帰って即TVをつける。京都vs横浜の試合を見て、すっきりした気分を味わいたかったからだ。水沼新監督率いる新星マリノスの戦い方は、今までに比べてガラリと変わったわけではなかったが、とにかく、奥と山瀬のダブルトップ下が良かった。ワントップの久保もだいぶ調子が上がってきたように見えた。河合と上野のダブルボランチもグッド。中澤が抜けた最終ラインの守備も安定している。前半は苦しい時間帯があったものの、終わってみれば京都0-4横浜で圧勝。久保がキーパーとの一対一を冷静に決めて先制点を挙げ、山瀬がハットトリックで続いた。横浜にとっては最高の勝利! 逆に京都は内容的にかなり心配だ。特に守備面で、早急に何らかの手をうたないと、降格は時間の問題に見える。


ところで横浜の試合とは関係ない話だが、リーガ・エスパニョーラが昨日開幕したはずなのに、どのTV局も試合を放送してないのはどういうことだろう。先日も、アジア杯予選のサウジ対日本の放映料として、テレビ朝日が2億円ふっかけられたという話を聞いたが、人気のスペインリーグの放映権を獲得するのは、どのTV局にとっても容易ではなさそうだ。もしWOWOWがリーガの放映権を獲得出来なかった場合、僕はWOWOWを解約することを表明している。しかし奥さんがそのことに強い難色を示している。今季の我が家はどの有料番組と契約することになるのか、激しい“視聴権”争いの火蓋は切って落とされたばかりだ。

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by BlueInTheFace | 2006-08-27 23:36 | サッカー

あんたの声はすぐ分かる

先日の夕刻、会社でふと携帯を見てみたら、着信履歴が4件も入っているのに気がついた。1分置きにかけられたその電話は全て実家からのもので、その内一件は留守電に「電話ちょうだい」と入っていた。なにやら嫌な予感がした僕は、仕事を一時中断して実家に電話を入れた。

「もしもし、どうしたの?」
「あんた、今日家に電話した?」
「してないよ、仕事中だし」
「そうよね、じゃぁやっぱり・・・!」

そう。この日の3時頃、僕を偽って実家に電話をかけた相手は、「オレオレ詐欺」師だったのだ。以下、母親が再現してくれた、詐欺師と母親のやりとり。

「もしもし、オレだけど」
「ミツ?」(実際には母親から「ミツ」とは呼ばれてません)
「そう。ゴホゴホッ!・・・ところで、今まで使ってた携帯を解約して、新しいのに変えたから、番号を教えるよ。090-××××-××××。ちゃんとメモした?」
「うん大丈夫。それよりあんた、声がおかしいよ」
「ゴホゴホッ!風邪が酷くてね。じゃ、そういうことだから。」

と言って、そいつはおもむろに電話を切った。

怪しいと感じた母親は、解約したとされる僕の古い携帯に電話をかけてみた。それが僕の携帯に入っていた冒頭の4件の留守電だったのだ。ちゃんと繋がったことでますます不信感を募らせた母親は、父親に相談を持ちかけた。すると父親はすぐにそれが「オレオレ詐欺」だと気付き、「オレがそいつの新しい番号に電話してやる!」と鼻息荒く受話器のボタンを押した。

「もしもし、ミツか?」
「どうしたの?」
「おまえの古い携帯に電話してみたけど、繋がるみたいだぞ!」
「ちょうど今から解約するところなんだよ」
「そうか。それよりおまえ風邪は大丈夫か?母さんが凄く心配してるぞ。」
「あぁ・・・」

そしてそいつは、無言のままに電話を切った。

僕は電話で母親に「よかったね、騙されなくて」と言った。すると母親は「あたりまえじゃない。いくら風邪が酷いからって、あんたの声かどうかぐらい、母親なんだから聞けばすぐに分かるわよ」と得意になるのだった。そこで僕はその日の夜、試しに母親に電話を入れてみた。その後どうなったか、少し心配でもあったからだ。

「あ、オレオレ」
「・・・・・・」(ぴーんと張り詰めた、緊張感漂う静寂)
「・・・もしもし、オレだけど」
「・・・・・・・・・どちら様ですか(ボソッ)・・・・・・・・・」


その次の日、詐欺師から電話が一度かかってきたらしいが、「あ、お客さんがきたから切るよ」と適当にあしらったら、その後は一度も電話をかけてこないという。

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岡田監督おつかれさま

迷いが選手の自信喪失に 名将も執念薄れて辞任 (スポーツナビ)

マリノスがやっているサッカーは、決して間違いではなかった。ただ、昨季あたりからどうにも結果が伴わなくなってきただけだ。もちろん結果が全てのプロの世界であるから、優勝争いに絡むことを最低目標とするマリノスの現在の順位(12位)を考えれば、自任という決断は至極当然だ。

マリノスほどのビッグチームが優勝争いから脱落した時、選手や監督が高いモチベーションを保ち続けるのは、想像以上に難しいものなのだろう。苦しい時をどう凌ぎ、これからどう上昇気流に乗せていくのか、マリノスのチーム力というものが今試されている。もちろん、チーム力というものの中には、我々サポーターの力も含まれている。

マリノスは、水沼新監督のもと、まずは練習から集中して取組み、そして何より「サッカーを楽しむ」ということを普段から忘れないでいてもらいたい。言うは易しだけど、でも結局はそれが一番大事なことだからね。今の順位はともかく、岡ちゃんにはいい試合を今までにたくさんみせてもらったから、今はとりあえずお疲れさまです。水沼さんがマリノスに新しい風をどんどん吹き込んでくれることを期待しています。

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by BlueInTheFace | 2006-08-25 00:36 | サッカー

2周年

すっかり忘れてたけど、8月14日、いつの間にか当ブログは2周年を迎えていました。
訪れてくれる皆にはいつも感謝しています。
どうもありがとう(^◇^)ございまーす!

僕が草サッカーをはじめたのも、ちょうど2年くらい前。一人も知り合いのいないサッカーチームに飛び入り参加して、最初は少し緊張したなぁ(*´ー`)

ブログも草サッカーも、今ではすっかり生活の一部として定着しました。どちらも僕の生活に“張り”を与えてくれる貴重な存在です。ただ、張りすぎて糸が切れてしまわないよう、両方ともゆとりを持って向き合っていきたいです。

というわけで、これからもどぞよろしく!

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海に行く

会社の人と九十九里の海に行ってきた。今年最初で最後の海。

到着は朝の9時半頃だったが、空は厚い雲に覆われ、時折雨がパラついていた。しかし、時間の経過と共に太陽が徐々に顔を出し始め、案の定酷暑に。顔には薄く日焼け止めを塗っていたものの、足には日焼け止めを塗ってなかったので、気がつくと僕の太腿は焼けて真っ赤になってしまった(>д<)

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     夏を満喫する若者たち


ちなみにどうでもいいコダワリだが、僕が海に行く時は、膝上まで隠れるタイプのゆったりした海パンではなく、わりとピッチリしたタイプの海パンを穿く。写真の黒い海パンを穿いた男性のような感じ。せっかく海に来たんだから、肌を太陽の元に晒さないなんて勿体無い!というのがその理由だ。本当ならライフセイバーの兄ちゃんのようなビキニを穿いて浜を走り回りたいところだ(しかしさすがにそれは出来ない)。

別に世の中の男性が丈の長い海パンを穿こうがどうしようが、僕の知ったところではない。皆が好きな海パンを穿けばそれでいい。この些細なコダワリを、世の中の全ての女性が見習って貰えれば、それでいいと思っている。

海の家の焼きはまぐりが3,800円だったので、諦めてラーメンを食べたのだが、以外と美味しかった。海の家で何気なく注文した食べ物が美味しかった時、それは「小確幸」だ。さて、これで僕の夏のお楽しみイベントは全て終了。9月以降に始まる会社の繁忙期に向けて、これから徐々にテンションを上げていくとするか。
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洗濯日和

何かと忙しくて、ブログのほうはしばらくお休みしてました。休んでたのは正味4日だけど、もう一週間もPCに触ってないような錯覚に陥ってます。ブログを書いたり巡回したりすることが、生活のリズムの一部となって久しいからでしょう。

何が忙しいって、とにかく毎晩飲みの席だったのです。この年齢になって夜通し飲み明かすなんて無謀な真似はしなかったものの、毎晩家に帰るころにはもうヘロヘロで、帰るなりシャワーを浴びてデザートの桃を食べて即寝る、という生活が昨日まで続いてました。それでも水曜日は、酔いつぶれながらもしっかりと日本対イエメン戦の録画を見たし、筋トレだって毎晩欠かさず(少しは)やってました。

ところで、昨日も遅い時間に家に帰ってふと洗面所を覗いたら、最近の不安定な天気のせいもあって洗濯物がたっぷり2回戦分溜まっている事に気付きました。奥さんは翌日(今日)から仕事で3日間留守です。これは放ってはおけないと思った僕は、外はドシャ降りの雨だったにもかかわらず、とりあえず半分を洗濯槽の中に放り込み、朝7時に洗濯が完了するようにタイマー予約を施して寝ました。

そして今日の朝、目が覚めると空は抜けるような青空!僕は嬉々として洗濯物をベランダに干し、意気揚々と会社に向かったのでした。とても清々しい気持ちになり、昨夜の酒は体からすっかり抜けきったような感覚でした(若干残ってたけど)。先ほど家に帰ったら、洗濯物はすっかり乾ききってたので、僕はこれに気をよくして(まだたたんでない)、もう一回戦分の洗濯物をたった今タイマー予約しました。これで明日も晴れれば完璧です。

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宇都宮へ

休日のレジャーといえば、とにかく体を動かして自然を満喫したい僕。お盆休み真っ只中の14日、行ってきたのは、栃木県宇都宮市にある宇都宮市森林公園。そこで、古賀市山という小さな山を登るハイキングコースを散策してきた。

b0011238_1156191.jpg初心者向きの登山コースだと情報を得ていたのだが、“超”初心者の僕にとっては、案外に険しい道中となった。右の写真は、古賀市山の山頂付近で、登っている最中のコースを振り返って写したもの。コースには、写真に写っているような階段はあまり無く、大半はゴツゴツした岩場を、滑らないよう慎重に登らなければならなかった。僕はこれを書いている今、全身に筋肉通を感じ始めている。しかし山には涼しい風が吹き、川のせせらぐ音と生い茂る葉の重なり合う音が響き、疲れてはいても、清々しい汗をかけた道中であった。

山頂付近の見晴らし台で絶景を楽しんだ後は、宇都宮の街へ降り、宇都宮名物の餃子を堪能した。この日の目的は、ハイキングよりもむしろ餃子だったのだが、それはNEDさんの記事と写真に触発されたからでもあった。空腹で今にも倒れそうだった僕らは、30分待ちの行列が地獄のように感じられたのだが、その分、ありついた餃子の美味しさといったらなかった。(しかし随分昔に熱海の街で食した餃子のインパクトほどではなかった。) 今度は違う店の餃子も食してみたいものだ。またいずれ・・・。

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絶景を見ながら悦に入る僕^^
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アイスコーヒー

アイス珈琲も普通の珈琲もやっぱり無糖に限る。特に暑い夏の午後は、アイス珈琲が欠かせない。そこで、市販の冷たいブラック珈琲をより美味しく飲むための秘訣を、僕がこっそり教えよう(←偉そう)


秘訣と言っても、大したことはありません。氷を入れたグラスに珈琲を注ぐだけ。しかし、氷を入れるのと入れないのとでは、不思議と味が違います。普段は甘い珈琲しか飲まない奥さんに、氷を入れたアイス珈琲を勧めてみたところ、飲めるようになりました。

僕は最近会社の冷凍庫に、常にマイ氷を忍ばせてあります。そして休憩時間には、マイカップに氷を入れ、ブラックの缶コーヒーをその中に注ぎます。缶のままよりも、このほうが断然美味しいです。

ブラックが苦手な方も、このお盆休みに是非一度お試しあれ♪

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上司のプライド

会社を終えた昨日の夜、後輩H君と共に近くのカレー屋さんに直行して、バカでかいチキンカツが乗っかったカレーを食し、その後近くの公園で一服しながら二人語らいあった。

H君は最近不調なのか仕事でミスが続き、課長に怒られてばかりで悩んでいるようだった。僕からみれば、H君のそれは取るに足らない些細なミスなのだが、H君が怒られるのは、そのミスの経緯と対応状況を上司に口頭で説明するのが下手だからなのだ。だから上司はH君の説明を聞きながらついイラついてしまう。

彼は、物事を筋道を立てて説明するのが下手というわけではない。普段のトークでは分かりやすく話が出来る彼なのに、何故か上司の前では説明が下手になってしまう。その原因は、上司に怒られたくないという気持ちが説明の中に入り込みすぎてしまうことだ。弁解したい、或いは隠したいと強く思いながらの説明では、説明内容に過不足が生じてしまう。話が紆余曲折しすぎてしまい、聞いている上司は途中でまどろっこしくなってしまうのだ。

ミスの報告は弁解を最小限度に抑え、起きてしまった事実だけを時系列に沿って淡々と述べるに限る。謝るのは、説明の最初か最後に一度だけでいい。そのミスに自分の落ち度があまり無く、不可避的に発生してしまったものであるなら尚更だ。難しいことだが、上司との人間関係を上手く保っていく為には、上司を信頼することが何より大切だ。今は怒られてるけど、この人なら自分に落ち度が少ないことは分かってくれているだろうと信頼して説明する。落ち度があるかどうかを判断するのは上司であって部下ではない。その判断を部下がしてしまったら、上司のプライドをいたずらに傷つけるだけだ。

だからミスをした事それ自体はそんなに気にしなくていいよ、とH君を励ました後は、会社のことや会社の人たちについて、二人で思い思いに話をぶつけ合ったのだった。H君は、普段思っていてもなかなか口に出来ないことを話せてだいぶ満足したようだったが、それは僕も同じことだった。長い時間話し込んで、ふと気付いたら終電間際の時間になっていたので、僕らは急いで駅に向かい別れた。世間はお盆休みに突入したにもかかわらず、異常なまでに混雑した終電に揺られて、僕は家路に着いた。

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