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一年を振り返って

今まではあまりしなかったものだが、今年はブログを始めたという事もあり、柄にも無く「今年を振り返る」なんて事をしてみようかと思う。

今年1番の変化は、草サッカーを始めた事。今年の夏に弟が、「20代の最後の記念に、ホノルルマラソンに参加する事に決めた」と言っていたのを聴いて、僕も何かに挑戦したくなった。そこで以前から考えていた草サッカーに目をつけたのだ。始める前までは、会社のシフトの都合などもあり、考えあぐねていたのだが、いざ始めてみると、意外と何とかなるものだ。新しい仲間もできたし。好きな事をやるには、精神的にも肉体的にもパワーが必要だが、来年も周りに迷惑をかけない程度には続けていきたい。(ちなみに弟は、途中歩きを入れながら、6時間かけてなんとか完走したそうだ。)

それから、ブログを始めた事。仕事が忙しく、プライベートな時間が持てずにいて、時に心に余裕が無くなってしまう時も、ブログで日々を綴る事が一服の清涼剤になったりした。ここでも、新しい仲間ができた!ブログの存在を教えてくれたともピーに感謝したい。

しかしサッカーやブログ以外に関しては、今年は「継続」の年だったなとも思う。ここでは紹介し辛いような重大な出来事もあるにはあったが、1年を通して振り返ってみると、地道に頑張ってきたかな、といった感じ。来年の目標とかは、特に考えていない。強いて言えば「出来るだけ、自分らしく」。30代になって、その事の重要さをしみじみ感じる。

という事で、最近すっかり冬らしくなったが皆さん風邪などひかぬように。ではよいお年を!

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バルセロナ対レバンテ

リーガ・エスパニョーラ第17節、バルセロナ対レバンテ@カンプノウをようやくみる事ができた。試合開始前には、ロナウジーニョのFIFA年間最優秀選手賞のトロフィー贈呈式が行われ、マイク片手にスピーチするガウショの姿がテレビに映し出された。「この賞はチーム皆で勝ち得た物であり、そしてここにいるサポーター全ての物でもあるんだ。できれば、このトロフィーをバラバラにして、皆に分けてあげたいくらいさ!」

さてバルサのスタメンは、怪我で体調が万全でないマルケスを温存させ、中盤の底にシャビ、左にイニエスタ、右にデコの布陣。4バックは左からジオ、オレゲール、プジョル、そして若いダミアー。前節のバレンシア戦で一発レッドを貰って出場停止のGKビクトル・バルデスに代わって、こちらも若いルベン。こいつはビクトル・バルデスに顔がそっくりで、まるで弟といった感じ。しかし兄の方が「」がある。前線はエトーの1トップ、左にガウショ、右にベレッチ。

さて試合は膠着状態のまま進み、前半29分、ペナルティ・エリア付近からのFKをデコが素早くセットしてシュート!これがレバンテDFの頭に当たってコースが変わり、ラッキーな先取点。しかしここ数試合、絶好調時のパス回しに若干翳りが見られるバルサは、レバンテの粘り強い守備もあってか、なかなかフィニッシュまで持っていけず、逆にカウンターを食らう場面も度々。

後半15分、遂に恐れていた事態が。イニエスタ(だったかな?)のパスをカットしたレバンテのカウンターが炸裂し、バルサ出身ジョフレのゴールで1-1。カンプノウに、微妙な空気が流れ始める。

しかし、最後はやはり役者が締めてくれた。イニエスタとポジション・チェンジして中央に位置していたガウショが、エトーにショートパス。これを受けたエトーが見事な反転でゴールに向くと、そのまま豪快なミドルシュート!これがゴール左隅に突き刺さり、バルサついに勝ち越し!カンプノウがようやくフィエスタ(お祭り)状態に!

試合はそのまま終了。2004年、バルサはカンプノウで負け無し!ガウショは今シーズン、昨シーズン終盤程の好調さは発揮できなかったが、それでもファンを楽しませるプレーを随所に見せてくれた。特にこの試合では、最優秀選手に選ばれた事を自ら祝ってか、気の利いた小技を連発してファンの喝采を浴びていた。

僕が今年一番印象に残っているガウショのプレーは、2003-2004シーズンの終盤。逆転優勝を目指し、取りこぼしの許されない状況だったバルサが、カンプノウで下位のチーム相手(ドコ相手だかは忘れた)に苦戦し、0-0のまま試合を終えようとしていた時。

絶好の位置でFKを得たバルセロナ。蹴るのはもちろんロナウジーニョ。もう殆んど最後の得点チャンスであり、蹴る前の彼の顔は鬼の形相。誰もが固唾を飲んで見守っている。観客席には、彼の母親が観戦に来ている。期待を一身に背負ってのロナウジーニョのFKは、キーパー一歩も動けず、鋭く落ちてゴール!!!!鬼の形相のまま歯を剥き出しにして、全身に喜びを爆発させてスタンドに駆けるロナウジーニョ。半狂乱のカンプノウ。僕は鳥肌がたち、そして胸が熱くなった。彼こそ真のスーパースターだと思った。

あとやはり記憶に新しいところでは、対ミラン戦@カンプノウでの、神降臨の逆転シュート、あれも凄まじかった。来年もどんなスーパープレイが飛び出すか・・・彼からは一時も目を離せない。

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by BlueInTheFace | 2004-12-30 17:49 | サッカー

親切のつもりが・・・

い゛ででで・・・よりTB。chiering-ringの話を読んで思い出した出来事がある。

あれは10年程前の2月、たしか土曜日だった気がする。前の日から一日中降り続いた雪もようやく止んで、この日の東京は青空が広がっていた。道路は一面の銀世界。雪に慣れていない僕等は、転ばないよう慎重に歩きながらも、ワザと新雪の上を歩いたりしながら、久しぶりの雪景色を楽しんでいた。

会社は「はんどん」で、まだ日が高いうちに仕事も終わり、僕を含めた4人の仲間が、駅への道をゆっくりと歩いていた。すると突然、30~40メートル程離れた曲がり角から、自転車のブレーキの音がキキーーッと鳴り響くのが聞こえてきた。雪に静まり返った住宅街だったので、その音はとても綺麗な音色で、ガシャーンという音と共に僕たちの元へ届けられた。

若い女性が雪に身を埋めて、動かない。カーブを曲がろうとして、転んだ様子だ。僕たち4人は立ち止まり、固唾を飲んで見守っていた。辺りは静寂に包まれていた。彼女はまだ動かない。僕は思わず、大声で叫んだ。

「大丈夫ですかーーーっ!!!!」

すると彼女はムクッと身を起こし、小さく片手を挙げて、頭をコクッと頷かせた。あぁ、大丈夫なんだ、と思った瞬間、僕には分かった。いや、分かってなかったのは僕だけだった。他の3人はとっくに気付いていた。彼女は恥ずかしいのだ。だから僕たちが通り過ぎるまで、雪に顔を埋めてそのままやり過ごそうとしたのだ。

一瞬、僕たち4人と彼女との間に、妙な間が生まれた。僕は、その間に耐え切れなくなって、堪えきれずに、つい吹き出してしまった。

「ぷぷーーーっ!!!!」

それにつられて、他の3人も大爆笑。皆、涙目になってヒーヒー笑っている。「お前、何笑ってんだよ!失礼じゃないかよー!」と、先輩が僕の頭を小突く。「一番笑ってるのは、あんたじゃんかよー」と僕は心の中で叫びつつも、笑いが止まらない。そして、バツが悪そうにしている自転車の彼女の視界から、僕たちはフェード・アウトしていった。豪快な笑い声だけを、その場に残して。


今更だけど、謝るよ。ゴメンねあの時の自転車の彼女。僕たちは、君を笑ったんじゃない。あの状況が、可笑しかっただけなんだ。といっても、君は分かってくれないだろうね。

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ラクーアにて

23日の祝日が出勤になった為、25日のクリスマスの日に代休を貰える事になった。思いもかけず連休をGETできたので、ここは一つ、疲れた体をリフレッシュするべく、東京ドームシティのラクーアに行って来た。

目的は温泉。ここのスパ・ラクーアは、通常の健康ランドの類よりも若干値段が高めなのだが、高いだけあって、設備は申し分ない。ビルの5~9階がスパや娯楽施設で、特に8,9階は、オプション料金315円を追加すれば、男女一緒に低温サウナに入れる(もちろん、裸ではありません、部屋着着用)という魅力タップリの神秘的空間

カップルはもちろん、女どうしマターリとお喋りを楽しみたいなら、ぜひ一度行って見てはどうだろうか。ちなみに僕はここに、オープンの11時から入り浸って、夜の8時頃までマッターリしてきた。サウナの後、食事して、一人用ソファーに横になって、ソファーに備え付けのテレビを見ていると、ついウトウトと眠りについてしまい、夕方から乗ろうと思っていたジェットコースターに乗ったのは結局夜の9時頃(ジェットコースターなんて、何年振りだろう。久々に童心に返って楽しんだ夜だった)。

ビルの4階から下は、ショッピングセンターになっているし、ここにくれば一日中楽しめる。それほど寒くもなく、おかげで最高のクリスマスを過ごす事ができ、早くもまた行きたいなぁと思ってしまう僕であった。

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師匠も走る

皆様、大変申し訳ありませぬ。激務のピークはもう過ぎたかと思われたが、まだまだ予断の許されぬ状況のミツ様参上。今日も休日返上で仕事だったのさ!

リーガ・エスパニョーラ第16節、バルセロナ対バレンシア@カンプノウの、熱くて濃ゆい内容の試合のレポートも、ちょっと書く時間が見つからない。そうこうしてる間に、もう今日(24日)の早朝には、第17節のバルセロナ対レバンテの試合が放送されようとしている。

・・・見る暇無ぇーー!!

更新はもうしばらくお待ちくだされ。とりあえず、メリークリスマス!

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なんとか

何とかクソ忙しい時期を乗り越えたかな・・・。なにしろ、毎日終電で帰ってたのに、家では録画したドラマやらバルセロナの試合やらドイツ対日本戦やらが待ち受けていたので、睡眠時間が全然とれずにいた今週だった。

昨日今日と、久々の連休で、昨日の昼間に家の掃除を一通り済ませ、友人と食事をした後は、なんだか急にマッタリモードに突入してしまい、何も手につかなくなった。横浜が年間チャンピオンになったとたん、ザスパ草津に負けてしまうという状況に、僕も陥ってしまった(僕はべつにチャンピオンでも何でもないが)。タップリと寝てマッタリとした後、ようやくブログの記事でも書こうかという気分になってきて、今こうしているのだ。

突然、何も手につかなくなること、誰でもたまに経験するのでは、と思うのだが、どうだろうか。これがあんまりにも長引くと、一種の「引きこもり」になってしまうのかな?幸い、もう充分マッタリし過ぎたので、また明日から頑張るか、という気分がメラメラと燃え広がってきた。それに、引きこもっていられる程、楽な生活してるわけじゃ無いですから

なにはともあれ、今年は珍しく風邪をひかず、元気な一年でいられた。正月に行った、柴又の帝釈天の御利益があったかな?それとも、今年から始めた草サッカーで、体が丈夫になったのかな?

今週から来週にかけてはきっと、忘年会が目白押しだろう。中には忘年会くらいでしか会えない多忙な人もいるが、元気でいるだろうか・・・。Sさん、あなたの事ですよ!そういえば今年は、僕の一番の親友(バツイチ)に、とうとう彼女が出来た年だ。おめでとう!しかし自慢気に、かわいい彼女の写真を、これでもかと送りつけてくるのはやめてくれ。おまえが幸せなのは、もう分かったから・・・

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この場を借りて・・・

師走の真っ只中で猛烈に仕事が忙しく、ブログの更新どころかPCの前にもロクに座れずにいる日々が続いている(そういえばまだ年賀状書いてないや)。

嵐のような年末が過ぎ、束の間の正月休みには大掃除をしたり、あっちこっちと出掛けたりで、体を休める暇もないかと思えば・・・年があけてからも慌しい日々がしばらくは続くだろう。月日があっという間に過ぎていく事を詠った、先祖代々から伝わる格言が我が家にはある。「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」というもので、意味は特に無い。

とりあえず今夜はこの辺で。仕事ばかりでネタも無いし。いつも遊びに来てくれている皆様、僕のほうはちっとも遊びに行けてなくて(≧≦) ゴメンヨー。そのうちいずれまた。

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Jリーグ・チャンピオンシップ第2戦

横浜優勝だー!!ヘ( ̄▽ ̄*)ノヾ(* ̄▽ ̄)ノワッショーーーイ!!!!

実は今日、仕事でTVの生中継が見られず、家に帰ってから、BSの再放送で試合を見ようと思っていたので、それまで結果を耳に入れないようにしていた。そして、午前0時の時報と共にBSにチャンネルを切り替えたら、ふいにBSニュースが始まって、ニュースの字幕に「横浜Fマリノス2年連続チャンピオン」と書かれているのを見てしまったー<(ToT)>

新聞をよく見たら、放送は0:10からじゃないですかー!NHKさんよ、これから放送する試合の結果を、直前のニュースで言う事ないじゃんかよー(泣)。せっかく今まで情報をシャットアウトしてきたのに・・・!でもこれが「浦和レッズ初優勝」の字幕じゃなくて良かった。もしそうだったら、その場で昇天してました僕。幸い、速攻でチャンネル変えたので、今日の試合の結果は見ずに済んだ。

気を取り直して、BSの再放送を見る。案の定、レッズが序盤から猛攻をしかけてくる。しかし、優勝することが分かりきっている僕は全く動じない。横浜の堅い最終ラインを頼もしく見守る。どうやら埼玉スタジアムのレッズ・サポ達も、攻めあぐねる味方が心配になってきたのか、少しおとなしくなってきたようだ。

しかし後半31分、エメルソンの突破を防ごうとした中西が、エメルソンを転倒させてしまって一発レッド。この判定は、浦和のホームであることを差し引いても微妙なレッドカードだったが、第1戦でエメルソンがペナルティーエリア内で倒されたのに、逆にイエローカードを貰っていたので、オアイコといったところか。これで得たFKを、サントスが決めて浦和先制。

後半ロスタイム、横浜のミスから得た浦和のCKの場面。フリーでヘディングシュートを放った闘莉王だったが、ボールはキーパー榎本達也の正面。横浜の優勝を知っていた僕は、その瞬間「神様はなんて残酷な仕打ちをなさる・・・」と妙な感慨にふけってしまった。結局、延長でも決着がつかず、PK戦へ突入。

ここで、神様はまたも闘莉王に試練を与える。浦和一番手のキッカーに、闘莉王登場。「あぁ、絶対に外すなぁ」と思ったが、やはり外した。榎本達也ガッチリキャッチ。背中に、迷いのオーラが色濃く出ていたよ闘莉王くん。対して、横浜の一番手は奥。決まっていたのか、立候補したのかはわからないが、一番手の人選として、これは間違いない選択だった。奥は冷静に決めて、横浜一歩リード。

浦和4人目、ニューヒーロー長谷部のシュートも、榎本に止められる。横浜、次の4人目が決めれば、優勝決定!ここで出てきたのは、職人ドゥトラ。またここでも、間違いないが出てきた。そして蹴ったボールは、コロコロと軽~~く転がってゴール右隅に。うおーーーっ!この土壇場で、あんなシュート打つか普通!

という訳で、嬉しい嬉しい連続優勝。MVPはこの人、横浜の、いや日本の宝、DF中澤佑二選手~パチパチ!お前しかいないと思っていたよ。おめでとう佑二!

今回は、わずかな経験の差でうちが勝たせてもらったが、浦和ももう一歩・・・のところまで来ている。惜敗した浦和だが、今の攻撃的スタイルは来期も継続してほしい。強いライバルであり続けて欲しい。しかし、そう簡単に王者の称号は渡さないぜ!とりあえず、勝者も敗者もお疲れ様でした。熱い勝負をありがとう!

amnesiac7さんにTB
Jam8さんにTB

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by BlueInTheFace | 2004-12-12 03:30 | サッカー

サッカーW杯最終予選の組み合わせ

遂に最終予選の組み合わせが決まった。

対戦相手、日程の詳細はTAKE IT EASY!さんとこを参照して貰うとして・・・

グループ2:日本、イラン、バーレーン、北朝鮮

この組み合わせを聞いただけで・・・
鼓動の高鳴りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!

いやー、一見簡単そうなグループ、とかにならなくて良かった~。そんなんじゃ、最終予選の醍醐味が半減。むしろ、北朝鮮の代わりにサウジアラビアが入ってくれたら、なお面白いグループになったのに(サウジはイランと同じ第二シード(?)なので、有り得ないが)。

イランとバーレーン。アジアカップとは全く異なる種類の、昂揚感・緊張感・悲壮感に溢れた試合になるだろう。そして未知の相手、北朝鮮。アウェイでは10万人以上(!)の規模の、平壌の巨大スタジアムで、観客が一糸乱れぬマスゲームと踊りを展開してくれる事を期待する。もちろん試合前は、美女軍団にもお目にかかりたい。将軍様にも、是非スタジアムに足を運んでもらいたい(おっと・・・政治的煽りは禁物・・・)。

心臓と胃と腸を、全部まとめて一気に鷲づかみされるような、熱い試合が繰り広げられる事を期待する。そしてもちろん日本が勝つ。来年が楽しみでしょうがない!

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by BlueInTheFace | 2004-12-10 11:24 | サッカー

十七歳の地図

b0011238_2341227.jpg中学3年生の時、同級生の「スケバン姉ちゃん」安斎さんから「尾崎豊、凄ぇいいから聞いてみ」と言われて、カセットテープにダビングして貰ったのが、彼を知るキッカケだった。反抗期の真っ只中にいて、訳も分からずただモヤモヤとしていた僕の気持ちを、尾崎が代弁してくれたような気がして、それからはすっかり彼の音楽に夢中になったものだった。

数年後、彼が麻薬で捕まった事を知り、復帰して出したアルバムを聴いてみて、あの剥き出しの狂気がすっかり失せてしまった事にがっかりしたものだ。あの時点で尾崎は、何か新しい境地に辿り着いていたのかも知れないが、十代にどっぷり浸かっていた僕にその境地は理解出来なかった。やがて僕は、尾崎豊を熱心に聴く事は無くなっていった。

二十歳位の頃、尾崎豊死去のニュースを聞いた時は、やりきれない衝撃を受けたと共に、どこか突き放した感覚で冷静にその事実を受けとめた。今思うと、それは冷静だったのではなく、おそらく十代の若かりし自分と向き合うだけの心のゆとりが、まだ育ってなかったのだろう。カラオケに行って、尾崎の曲を歌うことに躊躇いを感じていたのは、おそらく同じ理由からだ。社会人になった僕は、自分で勝手に十代の自分に卒業した気になっていた。しかし、実際は大して変わっていなかったのだ。

ところが先日、尾崎豊のトリビュート・アルバムを耳にする事があって、その時は驚いた事に、尾崎の曲に何の違和感も感じることは無かった。違う人が歌っていたからだろうか、とても新鮮な曲たちに思えた。その時僕はわかった。僕は二十歳の頃よりも少し大人になって、尾崎の曲と、若き日の自分を、客観的に見られるようになった事に。

当時は尾崎の曲の世界に入り込みすぎていて、「作品」としての評価が出来ずにいたが、大好きだった「十七歳の地図」を今聞いて、現在の自分にしかわからない彼の曲の良さを確認できた。機会があったら、彼が復帰して以降の、新境地にたどり着いたアルバムをぜひ手に入れて聞いて見たいと思った。

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by BlueInTheFace | 2004-12-09 02:56 | 音楽