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バルセロナ対デポルティーボ・ラ・コルーニャ[2]

先日のチャンピオンズ・リーグのミラン戦で、ゲスト解説のダバディーさんが、バルセロナのマルケスのことを、メキシコが生んだ「天才センターバック」と称していた。現在のバルサでは守備的MFで中盤の底(心臓)に位置している。僕は今まで、マルケスに着目したことがなく、僕にとって守備の人といえばもっぱらプジョルの兄貴だったので、ダバディーさんのサッカー知識には驚いたものだった。

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画像流用元:FCバルセロナ公式ホームページ

デポル戦では、是非マルケスに注目して見てみようと思っていたのだが、結局それは徒労に終わった。というのも、バルサはトータル・フットボールを掲げて前線から全員守備をするので、マルケスの守備がどーのこーのというレベルでは無いような気がしたから。(僕の見方が素人なだけかも知らんが。)それよりも、この日のマルケスは、初めから注目しようとしなくても、自然と攻撃での活躍が目に付いた。

まず、1点ビハインドの前半23分。デポルの一瞬の隙をつく素早いリスタートを、ベレッチがマイナスに折り返し、シャビがダイレクトで決めて同点。この外見からは予想だに出来ない、頭脳的リスタートはマルケスが蹴ったものだった。

さらに逆転のシーンでは、ペナルティー・エリアのやや外側で、デコが横に軽く流したボールをマルケスが右足でダイレクトシュート!これがジャスト・ミートせず、強烈なスピンがかかって真横にいたジュリの足元へ。最後はフリーになったエトーが決めるだけの状況だった。

つまり、マルケスはこの日のバルサの全得点に絡む大活躍!マルケス、おぉマルケース!今まで君をないがしろにしてきて御免よ。シャビやデコに隠れて目立たない存在だけど、実は凄いやつだって事に今気付いたよ・・・。

その後も何度か惜しいシュートがあり、観客を沸かせたマルケース。圧巻は後半(何分だか忘れた)、ペナルティ・エリアの外側、左45度の位置でのフリーキック。ロナウジーニョが蹴ると見せかけて、長い助走をとったマルケスが強烈シュート!惜しくも枠を外れたが、今日の主役はマルケスだという事を承知した上での、ロナウジーニョの粋な計らいだった。

マルケスの名前が全世界で連呼されるようになる為にも、ぜひともクラシコでの彼の得点が見たいものだ。わくわく・・・

by BlueInTheFace | 2004-11-11 11:17 | サッカー