同僚がうつ病になって

最近の日本社会には、軽度のものまで含めて、鬱病の人が多くいると聞きますが、うちのような大きくない会社にも、軽度の鬱病を煩っている人が二名存在します。うち一名は僕の課の(元)課長さんです。

彼は昨年の秋に軽度の鬱病になり、治療の為約三ヶ月間会社を休んでいました。昨年暮れから徐々に職場に復帰し始め、だいぶ調子を取り戻した現在は毎日元気に会社に来ています。長期間会社を休み、同僚に色々と迷惑をかけたことを気に病んだ彼は、自ら減俸と管理職の辞退を申し出て、会社に受理されました。そして彼は「一から出直すつもりで頑張る」と職場の皆に挨拶してまわったのでした。会社は今、鬱病の人間をこれ以上増やさないように、職場環境の見直しを慎重にすすめている最中です。

最近の彼は、社内恋愛の末寿退社した奥さんの献身的な支えもあって、傍目には病気以前の彼と全く同じに見えるほどに回復したようです。それは彼の見た目だけではなく、喋り口調にも良く表れています。誤解を招かないようにと気を使ううちに表現が回りくどくなってしまう(そして結局言いたいことが伝わらない)、あの喋り口調が戻ってきたのです。そんな彼の話を正確に理解する為に、僕らは辛抱強く聞き続けるしかありません。彼の調子が良くなって嬉しいのは確かですが、あの話し口調に辟易することがあるのも確かなのです。

その人が鬱病になる原因は様々あって、一つに要約できません。この彼の場合も、僕が分かる範囲だけとってみても、実に様々な要因が見え隠れしています。もしかしたら僕にだって原因の一端があるかもしれません(僕は今まで彼に対して、仕事に関する厳しい意見を何度となく突きつけてきました)。とにかく僕はこれからも彼に対して、あまり気を使わないように、そして極力オープンに接しようと心がけるつもりです。実際には結構難しいのですけどね。


鬱病認知尺度という、鬱病の傾向を調べるテストを発見しました。ちなみに僕の結果は128点満点中52点で、「否定的自己認知」「対人認知」「強迫的思考」の何れも問題なしでした。鈍感で愚図な性格が幸いだったようです。

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