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やる気のないやつは帰れ

原宿駅から竹下通りを進むと、明治通りに出る少し手前に、「ウッディン・ドール」というカジュアルウェアのショップがある(ここのMAPの89番がウッディン・ドール)。先日の義姉とのデートの際にこの店を見つけて、僕は「おぉ、まだあったのか!」と思わず驚きの声をあげた。僕が高校生の頃お気に入りだったショップの一つがここだ。当時この店で買った長袖Tシャツが、今だにタンスの中にしまってあり、今でも部屋着として活用しているのだ(もうボロボロだけど)。

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ところで、先日僕と義姉が原宿に行こうと思ったそもそもの動機は、そこにジャニーズ・ショップがあるからなのであった。ショップの場所は「Johnnys net」にも詳しく記載されておらず、駅の看板を見て探さなくてはならない。僕と義姉は原宿駅でその看板を見つけ、駅からほど近い場所にあるジャニーズショップへと足を運んだ。ところが僕らが着いた時はもう客でいっぱいで、入場規制状態であった。

店の前では、店員が「午後4時から並ぶことができる整理券」を配布していた。どうやら整理券を受け取っても、4時に入店できるわけではないらしい。現在午後1時半。僕らはこの後銀座にも行かなくてはならなかった為、ジャニーズショップはあきらめる事にした。そして今来た道を引き返すと・・・。

原宿駅の付近で行列をなしている、女性の集団が目についた。あ・・・あれはまさしく、ジャニースショップ待ちの団体・・・! ギャルから中年まで、その数はおよそ30人位だっただろうか。1時間前にそこを通った時もすでに列をなしていたのを見たから、少なくても12時半から整理券片手に待ち続けていることになる。お、恐るべしジャニーズ。僕と義姉は、あっけにとられつつその光景を眺め、そしてその場を去ろうとした、その時だった。

その集団の先頭をキープしていた中年の女性が、明らかに、僕たち二人にガンを飛ばしているのに気がついた。なにぃ!・・・なぜ僕らが睨みつけられなけらばならない! その女性の眼には「なんびとたりとも私の入店を阻止することは出来ない」という強い意志が込められていた。「並ぶ気のない冷やかし程度の中途半端なジャニーズファンは二度とここへ来るな」と言われているような気すらした。はいわかりました。ちゃんと気合いを入れて出直してきます。

義姉が、東京という町の本当の恐ろしさを味わったのは、この時が初めてだとか、初めてじゃないとか・・・。