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セルティック対ミラン

欧州CL 06/07シーズン、ベスト16 1st leg「セルティック対ミラン」@セルティックパーク

両チーム、特にミラン側のほうに主力メンバーの離脱が目立つ中、決勝トーナメント初戦がいよいよ開始された。セルティックは欧州CLの決勝Tを初めて経験するというわけで、未知の領域への挑戦に、サポーターのテンションも試合開始前から異様なほど昂っていた。セルティックのグループリーグの成績はホーム3勝アウェー3敗と対象的で、今回のミラン戦も、地の利を生かして是非とも勝ち点3を奪いたいと、多くのサポーターは考えていたはずだ。

だがセルティックは、極力リスクを冒さない戦い方に終始した。変なボールの奪われ方をしたら、カカを中心とした強烈なカウンターを喰らうのは目にみえているので、ボール回しもバックパスを多用するなどセーフティなものとなった。長身FWのヘッセリンクが怪我で万全ではなかったというのもある。確かにミラン相手にアウェーゴールを許すのは痛すぎる。セルティックは勝利よりも失点しないサッカーの方を選択した。セルティックパークのサポーターからは、どよめきの声が試合中数多くあがった。

もちろセルティックはホームで戦うわけだから、90分間虎視眈々と得点の機会を窺っていたのは言うまでもない。しかしミランの厚い守備を前にして、セルティックはパスコースをなかなか見つけられずにいた。ミラン守備陣は、常に俊輔を視野に入れたポジショニングを心がけ、ボールが渡るや否や、最低でも2人はチェックに行く。俊輔が高い位置でボールを貰えた時は、そこそこ得点の匂いが感じられたが、それでもミランの最終ラインが慌てふためくという場面は作れない。ミランは、セルティックの長所を消すことに見事成功。自分たちが戦力的に苦しい時にどう戦うか、その事をミランは経験的に熟知していたと思う。

結局試合は0-0で終了。両チームともリスクを冒さない戦いでありながら、終始見応えのある内容であった。やはりカカは凄い男だと再認識した試合でもあった。2ndレグが非常に楽しみだ。

※先日より、CL決勝が行われるまでの期間限定で、スカパーの「欧州サッカーセット」を契約しました。なお、リーがエスパニョーラを中心に視聴していたWOWOWは、今年のリーガが終了した時点で解約する予定です。これから色々とお金が必要になってくると思うのでね・・・。残念だけど、来期以降、バルサの試合を見るのはしばらく諦めます・・・。


by BlueInTheFace | 2007-02-21 19:07 | サッカー