母親学級

今日の午後、奥さん行きつけの産婦人科で、妊娠初期の女性を対象にした「母親学級」が開かれた。僕は今日たまたま会社が休みだったのと、何となく面白そうという理由で、その母親学級に参加してみた。

会場となった病院内の個室には、淡い色の絨毯の上に座布団が敷かれていて、インストラクターの女性を囲むような形で計5人の妊婦さんが座っていた。男は僕一人だけ。僕はあまり目立ちすぎるのもどうかと思い、とりあえず一番端の席に座ることにした(しかし僕の格好が真っ白なズボンと真っ赤なトレーナーだったので嫌でも目立つ)。

初対面のもの同士が小さな輪になって座り、さすがに和気あいあいという雰囲気はなかった。インストラクターの女性が話し始めるまでは、窓の外で降り続いている雨の音ばかりが部屋を静かに満たしていた。講義の内容はそれほど難しいものではなく、カルシウムを良く摂取するだとか酒は控えるだとか、一般に常識とされることを今一度おさらいする感じのものだった。

むしろこの学級の意義は、そういった知識の部分にあるのではなく、不安を抱えた妊婦さんたちの心のケアに主眼が置かれているのだなと思った。なるほど、この部屋の中にいる人間で比較的冷静なのは、出産経験を持つインストラクターの女性と、そして出産にまつわる身体的・精神的不安の無い、僕だけなのだった。

母親学級は、似たような悩みを抱える妊婦同士が一堂に集まるということで、ひょっとしたら友だちになれるかもしれないというメリットもある。うちの奥さんは、このような教室に僕と一緒に通うより、一人で通ったほうが友だちが出来やすいのではないか。僕はなんとなくそう思い、次回からは、例え会社が休みであっても参加するのは避けようと思った。

ただ、母親学級のような、男にとってある意味“特殊”な場に身を投じたことは、僕にとって貴重な体験であった。今日、地元からほど近い駅で行なわれたイベントに、現在絶好調のアキバ系めがね系アイドル「時東ぁみ」(オフィシャルHP)がやって来たのだが、そっちに行くよりはよほど有意義だったかなぁと思う。母親学級と時東ぁみ、どちらを選択するか一ヶ月ばかり悩みに悩みぬいたのだが、僕はどうやら正しいほうを選択したようだ。

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