人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本対トリニダード・トバゴ(と『海猫』)

オシム・ジャパン注目の緒戦、日本対トリニダード・トバゴ@国立競技場をビデオ観戦。久々にテレ朝節全開のサッカー放送を見た。W杯期間中は、観戦した試合の全てをNHK-BSで視聴したため、僕は昨日の試合の実況・解説陣のテンションに、正直最初は戸惑いを隠すことが出来なかった(そして最後まで隠せなかったw)。

特に国際試合で、見ている側の僕が対戦相手の顔ぶれをよく知らない場合、僕らはどうしても日本代表戦士のパフォーマンスだけに注目してしまいがちだ。相手国が、試合の流れに応じてどんなメンタリティで試合をコントロールしようとしているのか、見ている側にもう少し伝わってくるような解説を、これからの民放サッカー放送には期待したい。自分で相手のことも注意深く見ればいいだけの話なのだが、やはりプロの意見も聞きたいからね。

昨日の試合は、前半こそいいリズムで2点を獲れたものの、後半はやや失速。抽象的な表現だが、もう少しメリハリをつけた90分の戦い方を見たかった。しかし初戦でそこまで望むのは、選手にもオシムにも酷な話だ。昨日はいい意味でも悪い意味でも、日本人の勤勉さと俊敏さが目立った試合だった。これからも、日本人の長所が最大限に発揮できるよう、オシム監督にはじっくりと改革に望んでもらいたい。


  ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆


ところで全然関係ない話だが、僕がこの試合をビデオで観戦し終えたのは午前2時ごろ。そして何気なくチャンネルをWOWOWに合わせたところ、放送していたのは映画『海猫』。主演が伊東美咲で、共演陣に中村トオル、佐藤浩市、三田佳子ら。僕は、見るとはなしに何となく最後まで見てしまった。しかし、多分途中から見たせいだと思うが、僕にはこの映画の良さが全く分からないのだった。映像的にも魅力を感じなかった。『間宮兄弟』と同じ森田芳光監督作品でありながら、見終わった後に受けた印象はかなり違う。

いくら監督が良いからといって、全ての作品において高いクオリティを維持できるとは限らない。それはサッカーも同じこと(ただしサッカーの監督は、演出の“土台”までしか築くことはできないが)。サッカーも映画も、見る人の主観によって、良いか悪いかの判断は千差万別なもの。それだけに監督業は難しくもあり、そしてやりがいのある仕事でもあるのだろう。

・・・と、映画とサッカーの話を“監督”つながりでまとめてみましたが、少し強引でしたでしょうか?・・・


by BlueInTheFace | 2006-08-10 10:41 | サッカー