弟(と、ヒデの話)

今日はうちの両親と伯母を引き連れて、相模湖の程近くにある先祖代々の墓をお参りしに行ってきた。本当なら僕の弟も一緒に来る予定だったのだが、急に都合が悪くなったとドタキャン。運転に疲れたら弟に交代してもらおうと目論んでいた僕の思惑は大きく外れてしまった。

弟は親元を離れて一人暮らしをしている。男兄弟同士が、普段から連絡を密に取り合うはずなどなく、したがって弟とは実家に集まった時くらいしか会話をする機会がない。しかし僕は、ときどき何の前触れも無く、ふと弟のことを考える時がある。それは大抵、TVで中田英寿を見ている時だ。

ヒデと弟はなんとなく性格が似ているような気がすると、僕は常々思っていたのだ。もちろん僕とヒデとは友達でも何でもないわけだから、ヒデの性格を知る判断材料は、あくまでもTV画面を通して伝わってきたヒデの発言や表情だけ。僕が二人を似ていると思ったのは、何か具体的な理由があるわけではない。それはほとんど僕の直感によるものだ。敢えて一例をあげるとすれば、ヒデがフレンドリーな相手に対して笑った時に見せる、表情とか仕草。弟のそれは、恐ろしいほどヒデに酷似している。

だから僕はヒデのことを、常人の計りでは捉えられない偉大な男であることは認識しつつも、ちゃんと仕事してるかなぁ、人間関係はうまくいっているかなぁと、弟のことを心配するのと同じレベルで、心配になってしまったりするのだ。ましてや旅に出るなんて言われたら、尚更心配になってしまう。まぁ弟もヒデも、頭が良くて交友関係も広そうだし、うまいこと自分の引き出しを増やして生きていけるだろうとは思っている。出来損ないのグータラな僕なんかに心配されても、嬉しくもなんともないだろう。



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関係ないけど、上の写真は伯母(69)の“家族”です。部屋で仲良く並んでいたので思わず激写しました。ワンちゃんたちには名前が付けられています。真ん中が「ハッピー」で、向かって右が「さくら」、向かって左の小さいのが「ちび」です。
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