銀河鉄道の夜

家の本棚に昔からあった、『銀河鉄道の夜』という宮沢賢治の童話集(角川文庫)を読んだ。彼の作品を生まれて初めて読んだのだが、なぜもっと早くに読んでおかなかったのかと後悔するほどに良い作品たちだった。

賢治のファンには馴染みが深いと思われる、短編『双子の星』『貝の火』『よだかの星』などが収録されていて、賢治独特の不思議な、美しくも悲しい世界で溢れている。特にこの童話集のタイトルにもなっている賢治の代表作『銀河鉄道の夜』は傑作で、悲しみの物語なのだが希望に溢れてもいて、僕は主人公ジョバンニが言うように「もういろいろなことで胸がいっぱい」になってしまうのだった。

思えば僕は、明治~昭和初期の日本の小説というものを殆んど読んだことがなかったので、この宮沢賢治をきっかけにして、昔の文豪たちの名著を、時間の許す限り読み耽ってみたいと思った。『注文の多い料理店』や『セロ弾きのゴーシュ』などの、まだ読んでいない賢治の代表作もぜひ読んでみたい。

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by BlueInTheFace | 2005-07-22 22:32 | 読書