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日本 対 北朝鮮

W杯最終予選、日本 対 北朝鮮 @埼玉スタジアム2002

日本 2-1 北朝鮮

1次予選やアジアカップとは全く異なる種類の緊張感、昂揚感、焦燥感に溢れた、素晴らしい試合を見せてくれたジーコジャパン。試合内容の是非はともかくとして、とりあえずどうもありがとう。長い事こういうのを待っていたのだ!

僕は今週のシフトが夜勤の為、21時までには出社していなければならない。しかしどうしてもリアルタイムで試合を見たかったので、19時までに会社に到着し、応接室のような部屋に携帯テレビを持ち込んで(会社の応接室にはテレビが無い)、小さな画面の中を食い入るように観戦した。

後半、北朝鮮に同点弾を叩き込まれ、高原と俊輔が投入され、さぁこれから筋書きのないドラマは最終局面を迎えようとしている・・・というところで、無情にも会社のチャイムが21時を告げる。テレビを消し現場に急行しなければならなかった、僕の無念さを皆わかってもらえるだろうか。

実は仕事なんかそっちのけでテレビ観戦し続け、「すいませ~ん遅れました」と、そ知らぬ顔して遅刻するという手もあったのだが、いかんせん先週の土曜日に寝坊して2時間遅刻したばかりなので、さすがにこの日も遅刻して皆に迷惑をかけるわけにはいかなかった。

小さな携帯テレビだったので表情は良く見えなかったが、国家独唱の石川さゆりは歌声を聞く限りだいぶ緊張していたのではなかったか。さゆりがもう少し、たおやかに歌声を響かせ、昂ぶるイレブンをなだめる子守唄のように国家を歌ってくれれば、選手達は試合中、もっと平常心を保つことが出来たのではなかったか。しかし選手にもさゆりにも、あの大舞台で硬くなるなと言うのは可哀想だ。最終予選は始まったばかり。修羅場は、もう少し先のほうに用意してありそうだ。


追記 : ふと思ったのだが、確か後半はお互い、自分たちのサポーターがいる方へ向かって攻撃していたはずだ。となると、もし埼玉スタジアムに弛緩地帯が設けられず、そこに喜び組みがいたとしたら・・・・・・際どく枠の外へはずれてくれた、北朝鮮の弾丸フリーキックは恐らく、彼女たちの祖国愛に導かれて、決勝弾になっていただろう。金総書記は、何故喜び組みを送り出す事をためらったのか、激しく後悔したに違いない。


by BlueInTheFace | 2005-02-10 12:08 | サッカー